先日通りがかりの酒屋さんで「獺祭」の酒粕が売っていたので思わず購入。
今まで酒粕なんて買ったこともなかったしあまり好きでもなかったのだけれど、今年の初詣で1杯の甘酒にとても心温まったので興味があったの。
で、買ってしまったはいいけど、初買いの酒粕をどうしたらいいんでしょう。
確か以前置きぬけに「はなまるマーケット」で酒粕特集をやっていたのをおぼろげに覚えていたのでレシピを探すと
「はなまるマーケット」での酒粕特集を発見。
へえ、結構使い道があるのね。
何にしようかな。
もともと魚が好きだし、西京漬けやら粕漬けは大好き。
ならばやってみよう、魚の粕漬け。
昨夜はちょうど駅近くのスーパーの魚が半額に。
タラと鮭の切り身を安く購入。やった!
そしてレシピのとおりつけてみる。
すごく簡単。
そして何よりも酔いしれたのが酒粕のいい香り。
うわーっ。
酒粕ってこんないい香りがするのね~。
そして酒粕を買った店で買っておいた「獺祭発泡にごり酒」も冷蔵庫に待機しているし。
そして今日、よく思ったより早めに家に帰れたので。
祭り開催。
焼き方もなるべくレシピに載っているとおりやっていたけれど、オーブンがないのでコンロの魚焼きのオーブン機能を使う。
どうも火の加減がわからないし、ちょっと焼きがたりないような。と思って最後に強火にしたらこげちゃった。
こういう漬けた魚って焼き方が本当に難しい。
でも獺酒の発泡にごりとおいしくいただきました。
にごり酒というと甘いイメージがあるけれど、これはすっきり、強気な味。
開ける時に勢いがよくてあわてたけれど。
今年の泡だちは強めだって酒屋さんも言っていたっけ。
ちょっと塩気が強めだった魚にも負けませんねー。
もうちょっとふっくら焼けるとよかったなぁ。でもおいし。
まだあまっている酒粕。次は何に使おうか。
粕鍋にしてもいいかも。身体が温まりそう。
とにかく今回酒粕を買ってみてその香りのよさにうっとり。
これは獺酒の酒粕だからこんなにいい香りなの?
それともスーパーで売っている酒粕もいい香りなの?
なんか顔とかにも塗っちゃいたい感じ。すべすべになりそう。
これをかった酒屋さんで、今、八海山の酒粕が売っているのを買っておくべきか迷い中。
ひな祭り代わりの獺祭祭は私なりにやり遂げた感があって満足かと。
そして今日はもうひとつおいし、うれしいことが。
お昼前にピンポーン。
出てみるとお隣の方。
「今日、お雛様で散らし寿司をたくさん作ったのでよろしかったらと思って。まだ作りたてで味もわからないんですけれど。」
散らし寿司をおすそ分けしていただいた。
使い捨てのお弁当ケース(というの?)には散らし寿司だけではなく、菜の花とジャコとカリカリに焼いた揚げの和え物とデザートのイチゴまで。
エレベーターでたまに会った時にお話するだけなのに。
本当に作りすぎてしまったのかわざわざ多めに作ってくださったのかはわからないけれど、独りで暮らす私のために、こんな風にお弁当のようにしておすそ分けしてくださるスマートな心遣いがとてもうれしい。そしてきっと時間的にもまだお昼ご飯を作ってしまわないうちに、でもお昼に間に合うように配慮してくださったに違いないタイミング。
仕事がなければこのまま公園にでもビールとともにもって行ってピクニックをしたい感じ。それは無理だったけど。
早速お昼にいただくと、レンコンやしいたけ、その他の具がたっぷりの優しい味の散らし寿司。
ものすごく箸がすすむ味。おいしいしなんかすごくうれしい。
ご馳走様でした。そしてありがとうございました。
マンション住まいで周りの方が良い方だというのはとても安心なこと。
ここに引っ越こしてきてもうすぐ1年。
エレベーターで会った方々とは必ず挨拶を交わすし、交通整理のおじさんも「行ってらっしゃい」と声をかけてくれるし、酒屋さんでも「かばんのチャック、開いてるけど大丈夫?」と言ってくれたり。
長年東京に住んでいるれど、いままでこんなことはなかった。
なんだか思いがけずとても良い環境の中で過ごせていることに感謝。