朝ニュースで「梅が見ごろです。」って聞いたような気がしたのよ。
そこで私は思いついた。
「そうだ梅を見に行こう!」
そして梅をみるなら「梅が丘」に決まり!!でしょ!
電車で行けば簡単なんだけど、色々な街を歩くのが大好きなので、違う方向から歩いて見ることに。
早速地図で道を確認。
世田谷区ってすっごく道がわかりにくい。
道一本間違えるととんでもない方向に向かってしまったりするので、ポイントをチェック。
天気はいいし、土曜日独特ののんびりとした雰囲気のなか歩いているのは気持ちがいい。
難しい曲がり角も無事通過したようで珍しく順調順調。
そしてそろそろ私の目指す「梅が丘公園」が出てくるはず。
まだかなぁ。
あ、あったあった!公園が見える。
早速公園に入って行こうとしたけれど、ふと目にした「露店、出店、禁止」の看板。
あれ?数年前にH嬢と来たときには露店が出てて、買い食いした記憶があるんだけど。
それに人が少ないような。
そこで公園名を確かめると「羽根木公園」と書いてある。
やっだぁ~、公園は公園でも違う公園じゃな~い。
でもこうなると「梅が丘公園」の位置がわからない。
とにかく梅が丘の駅を目指してみるか。
そのころにはさっきまで雲ひとつなかった空に雲がかかりだし気温も下がってきたような。
いそがなくちゃ。
住宅街の中で迷いながらもどうやら梅が丘の駅が近くなってきた様子。
そして家族連れやカップルなども増えてきたので、その波についていって見ると、その先には公園が。
やっとたどりついたよ、「梅が丘公園」。ホッ。
で、ふと入り口の地図を見てみると
「羽根木公園園内地図」
ん。
「羽根木公園」?
これ「梅が丘公園」じゃないの?
ってところでやっと気がついた。
そもそも「梅が丘公園」なんて存在しないのだよ。
私が「梅が丘公園」と勝手に命名していたのは
『梅が丘駅からすぐの羽根木公園の梅林』だったんだーー!!
思い込みって怖い。
それに私の見ていた地図は小さいので公園名まで書いてなかったのよ。
って事は、
私はちゃんとこの公園にたどり着いていたのにわざわざ回り道をして別の入り口にたどり着いたというわけ。
よくよく思い出してみればH嬢ときたときにも「羽根木公園に梅を見に行こう!」だったよね。
先に思い出しなさいよ、だわ。
もうがっくり。
でもせっかくたどり着いたんだから梅よ、梅。
階段を上っていくと、そこには見渡す限り梅の木が。
確かに梅の木が。
花は。
ほとんど咲いていないじゃないの!!
一分咲きぐらい?
なんだかさみし~い感じ。
しかも、そのころには風まで吹いてきて、その隣にある土のグラウンドから土ぼこりが襲ってきた。
朝洗ったばかりの髪も顔も一瞬にしてざらざらに。
なんか悲しくなってきた。
悔しいからまだ花の咲いていない梅林を一周し、そこで気力もなくなり駅に向かう。
途中にかかっている「ひな祭り」の歌。
この物悲しいメロディーがなんとも私の気分を一層かなしーくさせるのよ。
なんで「お祭り」なのにこんなにもの悲しいメロディーなのかしら。
いつもなら商店街など探索するのだけれど。
そして「梅が丘」の駅の周りは商店街がいっぱいで楽しそう。
だけど、おとなしく電車に乗ってすごすごと帰宅。
あーあ、せっかく盛り上がって出かけたのに散々だったわ。
そもそも「梅が見ごろ」と小耳に挟んだのはなんだったんだろう。
東京のことではなかったのかな。
そして何回も梅を見に行っているのに「羽根木公園」を勝手に「梅が丘公園」と思い込んでいたとは。
私のやることはいつもどこか抜けている。
なんだかなぁ。
でも途中までは気持ちよかったからよしとするか。
梅の見ごろはまだちょっと先かしらね。
こんどはいっそのこと水戸の「偕楽園」にまでいっちゃおうか。
というほど梅の花が好きなわけでもない。