そもそも「三人会」なんてなんのひねりもないし、特に結成されたわけでもないけれど、仲良しAちゃん、キーボード奏者で数々の歌手のサポートをしながら今や数々の人気ドラマの音楽も手掛け、作曲&アレンジャーでもあるKくん、そして私の3人で飲めば「三人会」。
始まったのはまだ私たち3人とも劇団四季のミュージカルの仕事で一緒だったころだから、かなーーーーーーーり前。
なのに3人会がこれまでの間に数回しか実現しないのは、Kくんが忙しすぎるからだよ。
仕事場で会うと必ず、「今度飲みに行こうよ!」と自分から言っておきながら結局自分が忙しくなっちゃって伸び伸び→自然消滅、あるいはやっと実現か!→Kくんドタキャンのパターンが多いので、今やそういわれても「2年以内に飲めるといいね。」ぐらいのスパンで生返事をしておくのが習慣に。
そんな3人会がてきぱきと決まったのは、先日仕事場で会ったKくんが「
ウィキッド観たいんだよね」と言い出したから。
ならばAちゃんに連絡とって見よう。ってことでその後はAちゃんが手早くいろいろな手配をしてくれ、3人で「ウィキッド」が観れることに。しかも午後1時開演。
ってことは4時半ごろ終わっちゃう。しかも。そこには「チンタセネーゼ」の生ハムちゃんの店が。
うしし。あ、ぶたちゃんだからぶひひ?
待ち合わせは会場の入り口前。
先に着いたAちゃんと私「Kくん本当に来るかな、今にでも電話が鳴って『悪い!急用が出来た。』とか『今起きた!』とか言い出しかねないよね。」
「夜も『打ち合わせが入っちゃって』とかね。」
とKくんへの信頼度低すぎ。何回かドタキャンされてるからね。
人ごみの向こうにKくんの顔をみつけたときにゃ、「本当に来たよ。」とこそこそ言い出すくらいの信用度。
そしてAちゃん8回目ぐらい、私3回目、Kくん始めての「ウィキッド」観劇。
やっぱりすっごいなぁ。特に初めてのKくんは職業柄、踊り、音楽、などステージ全部に神経を張り巡らせて観ているそうで「そうやって観ていてもダレさせる隙がなかった。」とかなり楽しんだ様子。
会場を出てエレベーターで出口である下向きに進むお客さんたちと反対に私たちは2階へ。
新年初めての生ハムの店。
「今年もよろしくお願いします。」
そして3人で乾杯!!!
やっと実現したよ。三人会!
KくんにAちゃんと二人での
忘年会の様子を話すと
「すごいね、二人とも。よくそんなに飲めるよねー、俺はもう無理だなぁ」
なんて言いながら飲み始めたさ。
いろんな話が弾み、そろそろ白ワインの1本空きそうか?なぐらい飲みもすすんでいるのに回り誰もお客さんがいない。
「今日は日曜日だし、空いてるね。」
「そうじゃなくてまだみんな飲み始める時間じゃないんじゃない。」
「でもさぁ、もうそろそろ…」といいながら
とふと時計を目にしたKくん「まだ5時15分なんだけど、時計止まってる?」
ちょっと待って、と私も時計を確認「私の時計も5時15分だよ」
仕舞には携帯で時間確認。
みんなで顔を見合わせて「やっぱり五時過ぎだよ。」
感覚的にはもう7時ごろ。せめて6時台になっていてほしかったんだけど。
すでに赤ワインに突入し、再びかんぱーい!
この後も時計を見ては「まだ6時だよ。」
しばらくして「ちょっとぉーまだ7時前だよ。」
といいながら最近のミュージカルについて語り、ワインを空け、昔話に花が咲き、ワインを空け。
なんてやっている間にワインのボトル空くこと数本。そろそろここに居続けるのも、な雰囲気に。
じゃあ、銀座の「しゃくしゃく」に行こうか。
って結局忘年会と同じ流れに。
外に出ると木枯らしぴゅーぴゅー。さっむーいい!!
そしてこの3人会の唯一の掟。
「酔っ払って帰るときは3人で腕をくんで駅まで歩く。」
これは次の店に移動時にも適用される。
Kくんを真ん中に三人がっちり腕を組み銀座を目指すが、たまに吹き荒れる木枯らしに足も止まってしまうほど。
これこれ、Kくん、キミ、男の子なんだからそういう時何気なく私を盾にして風をしのがないようにね。
こんな風にきゃあきゃあいいながらたどり着いたお店で、今度は漬物や魚なんかを食べながら日本酒。ここでもなんだかんだで盛り上がり。
この3人会が楽しく盛り上がれるのはKくんが正しく空気を読みながらも良くしゃべり、良くのみ、崩れるべくしてどんどん崩れていける奴なとこ。
「俺さウィキッドの最後でぼろぼろないちゃったもん。」とかも素直に言えちゃうし。
ほんと面白くてイイ奴よのう。
残念なことに10年以上前に結婚しちゃったけどさ。しかも私たちに断りなくだよ。って当たり前か!
今回も「最近、体の事情でお酒ひかえてるんだよね。」といいながらも途中から「飲もう!のもう!」とみずから突撃隊長になって一番飲んでるし。
こうやって大笑いしながらたくさんお酒を飲み、帰りはまた「た~のし~ね~~」とかいいながら3人でがっつり腕を組んで銀座駅に。
地下に降りる階段も腕組みながら、って考えて見たら1人がこけたら最後だし危ないよね。
それにほかのお客さんに迷惑だよね。
でも酔っ払いはそんなことにまで気が回らないの。ごめんちゃい。
こうして無事3人会が実現。
次回は何年後に開催されるのかしら。
まあ、一緒に飲めそうでなかなか実現しないからこそ、実現したとしたときに思いっきり楽しめるのかもね。
そしてしばらくは「この前は楽しかったね、また近いうち飲みに行こうね」「そうだね、年度内に」
から「今年中に」から「2年後ぐらいに」という会話が繰り返されるんだろうな、きっと。