『ザ・芸者ストリングスカルテット定期ライブ 其の二十三〜シネマでNight〜』
無事終了しました。
4年ぶりにカルテットでの開催が出来た事、とても嬉しく思っています。
芸者ストリングスは20年以上継続して同じメンバーでやっている事がすごいね、とよく言われるのですが、この4年間今まで当たり前のように毎年ゴールデンウィークに定期ライブをやっていたものが2回延期を余儀なくされ、昨年は諸事情によりトリオでの開催となり、当たり前のことが当たり前ではない、ということを痛感させられました。
それに私達も歳を重ねて色々な事情が出てきます。
4人で健康で楽器を弾けていないと出来ない事なのだな、と。
実を言えば私は今回4人で定期ライブが出来たら定期ライブはもういいかな、、
みたいな気持ちもあったのです。
とにかくリハーサルの時間の確保とか、集客力の弱さとか。
弦楽四重奏は4人でリハーサルを重ねて音楽を作っていかなければならないので4人の予定も合わせなければ出来ないし、その間に自分のパートで弾けなかった〜、というところを練習たり、スコアみて他のパートとの兼ね合いを把握したり(これは意外と楽しい!)
でもこんなに時間をとってもなかなかお客様の予約は少ない(今回の初めのうちね)。
こんな大変な思いして今後続けていく意味あるのかな、とか思ったり。
でリハーサル帰りに春奴と電車で色々話すのだけれど、春奴はいつもポジティブ思考。
家に帰ってから、「私っていつも否定的な事ばかり言ってるな」と自分の超ネガティブ思考を反省する、みたいな。
でもやはりリハーサルはやればやるほど、「やっぱりこの音なんだよな」という芸者の弦楽四重奏の音と音楽になっていってそこはやはり楽しい。
体力的にももたなくなってきてるので休憩を挟みながらだけれどもうやらなきゃならないことは山積みで駆け込みセーフのような感じもあるけれどここまで来たという感覚も持てるようになる。
そして当日になれば、天候も良くない中、結果としてたくさんのお客様がいらしてくださり、みんなでまた会えたね!みたいな感じで、やっと4年前の感覚に戻った感じ。
そんな温かいお客様に盛り上げて頂きとても楽しくライブを終える事が出来ました。
そして終わってみれば、やはり弦楽四重奏って良いな、この4人で出来る事は良いな!
定期ライブは大切だな、来年は何の曲をやろうか。またブラームス とかベートーヴェンに戻るのも良いかも、でも体力的にも時間的にも無理かな、ともう次の定期ライブへの意欲が湧いている単純な私。
ただこの思いが来年まで続かないのが私の残念なところ。
でも今回思ったのはやはりこの4人でカルテットを出来ることのありがたさ。
バランスなのでしょうね。
今回本番中にもこうやって4人で続けて来れた事は奇跡のようで幸せな事なのだな、と感じました。
そしてお客様もずっと見守って来てくださった方々も多いし何せ温かい雰囲気で聴いてくださります。お客様に感謝です。
テキパキと動いてくれるスタッフのみんなにも感謝です。
そしてずっと一緒にやってきてくれたメンバーにも感謝です。
この感謝の気持ちを来年まで持てたら良いのだけどあっという間に忘れてしまい、また来年あーでもないこーでもないと言い出すに違いない私。
なのでここに記しておきます。
皆様ありがとうございました❗️
目標はとりあえず来年まで元気でいることかしらね。