天気予報に傘マークが続きます。
でも6月前半は晴れて夏のような暑さだったんでしたっけ?
そんな6月のとある日。
私は午前中松戸に用事があり、ギターでユニットを組んでいる友達も松戸に用事があり、お互い渡したいものがあったので一瞬会うことに。
すると友達が、『森さんの写真展やってるから行かない?』と。このご時世だしササっと家に帰りたい気持ちもあったけれど森さんの写真展も気になる。
森さんと言うのは私と友達で組んでいるギターとヴァイオリンのユニットの運河でのコンサートの時にいつも写真を飾ってくださり、コンサートの途中に写真の説明やジャンケン大会など楽しい企画をしてくれた方。
残念ながら2019年の秋に急逝されてしまった。
その森さんの写真展。友達が車で連れて行ってくれると言うし、予約の電話を入れてみたらちょうど空いていますとのことなので行ってみようか。

この日はとても天気が良くて青々とした芝生の向こうに竹薮があり、とても気持ちの良い美術館。
消毒や受付を済ませ展示場に入っていくと、「これ写真?」と声をあげそうになる。
行って良かった。
本当に素晴らしい写真展だったし、森さんに改めてやる気をもらう、みたいな日でした。
そして、6月の後半には『渡辺貞夫さん70周年コンサート』。
本当は4月の最終週に行われるはずだったのが、緊急事態宣言により延期。とても楽しみにしていたコンサートだったので気落ちしてしまっていたのだけれど、無事開催出来て本当によかった。

ナベサダさんの音楽というのは本当に暖かくて明るくて、この音楽の中にいるのが幸せと思わせてくれる。ステージでの楽しそうな笑顔も素敵。コンサートの終わりが近づくと、この幸せな時間がもうすぐ終わってしまうのか、、、と寂しい気持ちになる。
そんなコンサートに参加出来て幸せでした。
久しぶりのサントリーホールも懐かしいし良い響きでした。
そういえば楽屋廊下にこんな写真が。

良くみるとみんな同じ人。この作品の作者が自分の姿を合成したものだとか。
左下の方々のやさぐれ感が好き。
崎陽軒の『お赤飯弁当』も美味しかった!
そんな幸せなコンサートも終わり、その週末には岩手県に。
本当はこの前の週に網走に行く予定だったのだけれど北海道も緊急事態宣言中にて中止。もともと昨年の5月に行くはずだったものが延期になったものだったのに、今回も中止。1日の違いでコンサートの延期や中止になるこの事態。例えば飲食店にしたって仕入れをしていたのにいきなり酒の提供禁止とか。
もっとやりようはないものなのか。そして緊急事態宣言から蔓延防止になってもまたすぐ緊急事態宣言を出すかもしれないという。でも世界中から人が集まるオリンピックはやるんだ。もう矛盾だらけ。
いかん、いかん、また怒りが噴火してしまうので、
そうそう、岩手に行ってきましたの話ね。
岩手県矢巾町にある『田園ホール』というところ。さすが田園ホールというだけあって、外は正に田園。


あ〜、気持ちいい〜!
ずっと東京しかも家に引きこもっているとコンクリートに圧迫感を感じてきてしまうので久しぶりに土の上を歩き緑を見て深呼吸。カラスもギスギス感がなくて可愛くさえ思える。人に聞いたら、「山カラス」っていうやつじゃない?って。種類が違うってこと?育ちが違うってこと?
とにかく良いリフレッシュになりました。
写真展も演奏会も画面越しではなく生がやはりいい。相手の反応があってこそのパフォーマンスだと、私は思うのだけど。
今まで何も考えずにそういうものが当然と思っていたものだったけれど、それがどんなに貴重なものか、一旦立ち止まって認識する機会をもらったと、思いましょう。
と言いたいところだけどこんなに何回も立ち止まらせないでいただきたい!
いかん、また怒りが、、
こうやって見返してみると結構エネルギーチャージしてたのね、な6月。
せっかくもらった元気を長持ちさせないとね!