5日は那須
「弦楽亭」にて
『弦楽亭10周年コンサート&パーティー~鼻歌モーツァルトシリーズVol・16 完結編』
でした。
台風接近の大雨の中春奴号で那須に向かいます。
ピアニストの西川幾子ちゃんも一緒です。晶ちゃんは家族で前日入り。
風邪っぴきの春奴、途中で具合悪くなっても紅玉も私も運転は変われなくってよ、と不安に思っていましたが、幾子ちゃんが運転上手ということで一安心。
大雨で80キロ規制があったものの高速は超空いていて幾子ちゃんの話に大笑いしながら途中休憩もなく那須到着。
「1軒だけ、お味噌やさん寄っていい?」それはあの「蔵楽(くらら)」さん?
むしろ積極的に寄りたいです。
前回連れて行ってもらった時に味噌だけでなく日本酒、食器と買いまくってしまったお店です。
店に入って食器を見わたしますが前の様に目に飛び込んでくるものはないかなぁ。
食品も気になって手にとってはみるけれど買う決めてにはならないかな。今回は収穫なしかぁ、、
と思っていたときにふと目にしたお皿。ひとめぼれしちゃいました。
絶対買います。と決めたら買い物心に火がついてしまった。
日本酒やらなにや買い込み皆さんを車でお待たせしてしまいました。
最後には奥さまが車のところにきてくださり、10周年のお祝いにとトマトのピクルスをくださいました。
素敵なお店です。
買い物に満足してにこの日すでにやり遂げた感あり。何か目的を間違えているような気もしながら弦楽亭に到着。
車に荷物をつんだまま弦楽亭すぐ近くにあるうどんや「岡本」さんに向かいます。
いつも行列しているし、うどんより蕎麦派の私は来たことがなかったのですが、車の中でここに来る話をしていたのですっかりうどんの口になってます。12時前でまだ人も少なく「やっぱりこの大雨だと人は動かないのかね。」なんて話していたら12時過ぎにはあっという間に店内満員、待ち人ありになってました。
さて、何を食べましょうか。
私は黒板に書いてあった「湯葉と舞茸天のぶっかけ」がきになっていたんだけど、寒かったので温かい麺が食べたいし、「あおさと海藻のうどん」も気になるしどうしよう。
結局「あおさと海藻のうどん」とトッピングで舞茸天を頼みました。
来ました~。

うどんが見えないほどあおさがいっぱい。

舞茸天、さっくさくなので、半分は塩でいただき、半分をトッピングしました。
こちらは春奴の「湯葉ときのこのほかほかうどん」

風邪に良さそう。
紅玉はエビ天ぶっかけ、幾子ちゃんはかしわ天が食べたいけれど温かいうどんにそれが無いので野菜天うどんに
かしわ天のトッピング。写真を撮る間がなかったけど、器といい野菜天の美しさといい「おおっ」って感じです。
みなさんデザートも。これも美味しかったそう。
これは人気があるのわかります。関西風なのか綺麗にすんだつゆ。うどんもちょうど良い噛みごたえです。
普段こういうもののつゆは飲まない私がほぼ完飲?してしまいました。店内も明るい雰囲気です。
そしてここの奥さまがまた感じがいいのです。
蔵楽さんといい岡本さんといい、那須の方々みなさんなんて優しい笑顔なんでしょう。
那須に来たら是非行ってほしい2軒です。って私がそれしか知らないだけで靖奴や春奴はもっとお勧めのところがたくさんあるでしょうね。
さて、雨の弦楽亭。
入っていくとだんなはんが「台風から一日ずれてよかったけど、10年目にしてジンクスやぶれたかぁ。」
「え?ジンクスって?晴れるっていうジンクスあったの?」
「いつもイベント事の時は晴れてたんだよ。」
そうなんだ。まあ台風直撃よりは良かったってことで。
リハをしながら音響などチェックして本番です。
先ずはモーツァルトの「狩り」。
約10年前から始めた鼻歌モーツァルトシリーズ。この「狩り」で全23曲完結です。
これでモーツァルトの弦楽四重奏曲、全部やったのね。始めのころの事あまり覚えていないけど、この弦楽亭が無ければできなかった事。そしてちょうど10周年記念に完結。それも明るく軽快な「狩り」で締めくくれてなんかうまくできてます。
靖奴に「こうなるように計算してたの?」と聞いたら「いや、たまたまそうなっただけよ~」。
そうなんだ。何か持ってるんだな。
次は幾子ちゃんのベートーヴェンの「月光」。
スタインウェイが激しく響きます。
そしてスークのピアノトリオ。

初めてききましたが華やかさと民族性を感じるいい曲でした。
最後に5人で「紅葉」。
秋ですね~。
外は大雨でも弦楽亭の中の雰囲気はいつも温かいのです。
さて後はお楽しみのパーティー♪
カウンターに色とりどりのお料理がずらっと並びます。
靖奴が敬愛する那須「
一望閣」の鈴木シェフにお願いしたそうです。
もともと芸者の活動をのため靖奴が各地のオーヴェルージュに営業をかけてくれていた時に一望閣のオーヴェルージュ「瑠庵」で弾かせていただけることになり、美味しいお料理もいただいて。
それが那須移住へ大きなきっかけになったとも聞きます
。違っていたらごめんなさい。
そして川嶋工務店の川嶋さんがいたからこのホールが出来たとも。
乾杯のあと、このお二人からもお祝いの言葉がありました。
私は全く覚えてなくて、紅玉がよく覚えていていたけど、10年前、この弦楽亭の完成お披露目パーティーの時にちょうど「新潟県中越地震」が起こったそうな。
だけど、ここはさして揺れなかったので大丈夫と思ったと川嶋さんがおっしゃっていました。
人と人の信頼ある関係があってこのホールも10年こうしてここにあるのだなぁ、と感慨深いものがあります。
なんてことも考えながら料理が美味しくて種類もたくさんなので食べまくってしまいます。
皆さんも楽しんでおられるようです。

お祝いのお花もたくさんです。
私たちからのお祝いは演奏ってことで。。。。。
みなさんたくさん食べていらしたと思いますがそれでも料理はまだまだいっぱい。
炊き込みご飯はおにぎりにしてお持ちかえりいただいました。
因みにこの日のメニュー
・オードブル盛り合わせ
アンコウ肝のサラダ エスカルゴのテリーヌ ポークのフロマージュ メヒカリのマリネ あじと野菜のメリメロ
ピッツア
きびれ鯛のフリット 若鶏のブイヤベース 栃木牛すね肉の赤ワイン煮 炊き込みご飯 デセール
です。
こうして那須「弦楽亭」10周年記念パーティーも盛況のうちに終わりました。
建物が建ったとしてもその後のメンテナンス、経営など、ホールを維持していくのは大変なことだと思います。
音響の為にカーテンを付けて調節できるようにしたり、冷房を設置するにもあれだけの広さを冷やすとなると大変だったり、それこそ電球一つ付け替えるのも大変です。
私が見たのは大変なところのほーんの一部分でしかないので、その裏にどれだけの大変さがあったのかと思います。でもいつも笑顔で迎えてくれるだんなはんと靖奴、そして何かと駆けつける春奴。
弦楽亭に来ると、いつも綺麗に整備され大切にされているホールだな、と感じさせるのは3人のオーナーの力ですね。
ここで演奏させていただいたりCDの録音合宿したりと芸ストも本当にお世話になりました。
クリスマスに仕事仲間たちが集まってくれて8人サンタしたこともあったね。
これからもますます那須に愛される「弦楽亭」でありますように。
10周年おめでとうございます!
それにしてもなんで食べ物の写真ばっかりなんだろう。。。と自分の写真を見て思う。
本当はね、弦楽亭の外観とかホールの様子とかを撮ろうと思っていたのよ。だけど、何せ雨で外に出れないし、ホールは何かと人が動き回っているし、自然光で撮るホールが一番きれいだし。。
すべては雨のせい。
と言い訳しておきます。
ちなみに今回「蔵楽」で購入したもの達。

ひたし豆はサービスでいただきました。