あら~、今月は一回もブログ書いていないんですね~。
何せほとんど外飲みしていないので。
飲食ブログじゃなからこれでいいんですけどね。
そして時間の経つのは速いもので、すでに定期ライブが明後日に迫ってました。
ですので、今度弾く曲について覚書。
先ずはメインの『べートーヴェン 弦楽四重奏曲第16番』
この曲をやることになって初めて知ったのですが、この曲ってベートーヴェンが最後に曲として仕上げた曲なのです。この後弦楽四重奏曲13番の最終章として『大フーガ』を書いています。この曲が書かれたのが1826年。翌年の1827年に亡くなっています。
でもこの「大フーガ」は大曲過ぎまして、これを6楽章の中に入れると大変長い演奏時間になってしまうのので単独で演奏されることが多いです。最近はこれを13番の6楽章として演奏するカルテットも増えているそうです。
さて、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は全16曲。
12番以降を「後期」と呼びます。
11番の「セリオーソ」から十数年の年月が経って作曲されました。
でね、その12番から15番までは4楽章形式は変わっていき、多楽章化されていきます。
ですからね、ベートーヴェンの後期っていうといい曲、挑戦したい曲なれど「長い、難しい、演奏したくてもなかなか無理。」といういイメージが付きまとってしまっていたのです。
昨年の夏ごろ『25年目のカルテット』という映画を観に行きましたが、これもべートーヴェンの弦楽四重曲14番をもとに作られていて、この曲が映画のなか、メインバックミュージックにと流れているんですが、「やっぱりベートーヴェンかっこいいなぁ」と思ったのを思い出します
。
でね、この14番はすべてアタッカ(続けて演奏する)という指示のなので調弦が出来ない。弦楽器は途中で調弦が狂います。だから最後に向けてだんだん音程が狂ってくる。それと人生を重ねたものでした。
映画の話はう~~ん。だったけど、曲に魅せられました。けどね、40分近くも弾きっぱなしなんて今の私達にはむ~り~。
今回の曲を決めるときにも後期も散々聴きましたが、まず、演奏時間を見て却下、だけど聴いてみようか。
難しそうすぎて却下。の繰り返し。
で、いろいろ聴いてこの16番を聴き直したら散々重たいものを聴いてきた中で、「あれ、これよくない?」と思ったわけです。
聴いているとね、なんかその時はモーツァルト的な感じもあったりする部分もあって。明るいイメージを持ったし。
でもね、やっぱり決め所の和音が「ベートーヴェンだねー!」って。
こんな曲が後期にあったとは、まったく知りませんでした。で、15番までだんだん多楽章化させたベートーヴェンも、この曲に関しては4楽章形式に戻しています。となると演奏時間もいいし。
という経緯でこの曲に決めたのですが、やはりね、ベートーヴェンはベートーヴェンのだったのです。
いままでやってきたベートーヴェンがはがっつり「内声」V・S第一バイオリン。というイメージが多かったけど、この曲は結構フーガ形式(?)というか、メロディーが分散。
リハしてても「今、だれがメロディ~!?」こっち、そっち?「弾き方合わないねぇ」、とかね「落ちた」とか。
あと1楽章などクレシェンド、デクレッシェンドを4人の掛け合いでしたりという場面が多いので、「私、どこまで大きくしとけばいいの~。」とかね。
2楽章は、初めはシンコペーションではじまる3拍子。しかし、チェロヴィオラチームとヴァイオリンチームの掛け合いになったり、途中はひたすら1stVnがかなり大変なこと弾いてます。
他の三人はひたすら数えるの世界と和音の変わり目を間違えないために数えるのに必死。
3楽章は楽譜としては数段なんだけど、みんなで楽譜を見ながら音資料を聴いたとき、あれ?まだここ?ってくらいゆったりとした曲でしたけれど、やはり和音の持って行き方がベートーヴェン。そして最後の浄化されていくようなメロディーが美しい。
4楽章の冒頭には終楽章には「ようやくついた決心(Der schwergefasste Entschluss)」と書かれ
第一主題に「そうでなければならないか?(Muss es sein?)」、そして第二主題には「そうでなければならない!(Es muss sein!)」という言葉が記されている。
これは、ベートーヴェンの深刻な決意なのか、ただ友達にかした借金を返さなきゃ、とかお手伝いさんに賃金を払わなきゃ、とかの軽いメモ書きとの説もあり真相はベートーヴェンさんにしかわからない。
でもね、確かに第一主題は深刻。で、第二主題はひらひら~と明るい。
と思うと、深刻な「そうでなければならないか?」がでてきたりして。でも最後は「そうでなければならない」と明るく終わるので、明るい方向に決心がついたということでしょうか。
とこんなに軽くベートーヴェンを語っちゃっていいのかわかりませんけど、私個人の感想です。
壱部のもう一曲はハイドン弦楽四重奏曲第38番、「冗談」というニックネームがついています。
弦楽四重奏という形を作ったハイドン。ハイドンがいなければ「弦楽四重奏」というジャンルはなかったかもなんですね。
そしてこういう曲ほど形を作っていくのが難しいのだと感じています。
そしてハイドンの弦楽四重奏曲は1stヴァイオリンが難しいというのが定番。
この曲を選ぶときにも楽譜を見た春奴が別曲にしなーい?と提案してきましたが、2曲音だしをした結果、どう考えてもこの曲の方が春奴のイメージにぴったりなので頑張ってもらうことにしました。
ハイドンにはこのほかにも「五度」」「鳥」「蛙」などニックネームがついた曲が多数あります。鳥はわかるんですけど、「蛙」ってどうよ。そのうちゆっくり聴いてみよう!
といいながら聴かないで終わるのが私…。
というわけでヴェートーヴェンもハイドンも1stが大変。隣で「ひょえ~」、とか「手が痛ーい」、といいながらも難しいパッセージを弾きこなしていく春奴に毎度感心しております。
弐部は今年はしっとりした曲が多いのでゆったりと行きたいと思います。ワイン飲んでまったりしちゃってくださいね。
明後日かぁ。なんか気持ちはドキドキしちゃってるんですが実感と集中力がイマイチ。
とか言ってられないので練習しまーす。
お時間ありましたら遊びにいらしてくださいね。
予約なしで当日ふらっといらしていただくのもありですので気が向いたらお気軽に♪