さて大学での定期演奏会を終え向かったのは中学の同窓会。
本当は今年の3月に予定されていたのだけど、震災の影響でこの日に延期。
会場である居酒屋さんに行き部屋の扉をあけると、まだ同級生は2人ぐらいしか来ていなかったけれど、3年の時の担任だったM先生がすでに座っていて、「扉を開けて入ってくる感じが中学生の時と変わらないな。」と笑いながらおっしゃる。それってどんな感じなんだ?自分ではわからんのですけど。
序々にみんなも集まり出し、乾杯!
だいたい10名近くだったかな。
先ずはM先生の近況。
このセンセイ、もうずーっと前に教員をやめ植木屋さんになったという変わった職歴。
まだ61歳だけど、年金をもらい、年の半年は植木屋として働き半年は各地を旅をしたりしているそう。
男の子達(そんな年齢じゃないけど、中学の時の感覚でね)は特に今の先生の生活って憧れだよね。
大体このM先生、私達が中学生時代も、黒い皮のつなぎ着てバイクで学校に通っていた様なちょっと周りの先生方とは一味違うタイプの先生だった。
中3のある日、私達が放課後「江戸川に行って勉強してきまーす。」と言って数人で江戸川に行き、もちろん勉強なんてするわけなく段ボールで土手を滑って遊んだりしての帰り道。
向こうから走ってきたバイクが私達の前に止まって行く手をふさぐ。これはやばい人に絡まれるのか!?
と身がまえたところでそのヤバい人がヘルメットをとったら「帰りが遅いから心配して様子を身に来た。」M先生だったのをなんだかすごく覚えている。
で、このことは覚えてるんだけど、実は私、中学での学校生活をあんまり覚えていなかったりする。
「○戸(私の苗字ね)が卒業の時にヴァイオリン弾いたのとM先生が歌ったのは良く覚えてるよ。」とか言われても、「えー、ヴァイオリン弾いた?私が?みんなの前で?」。
まあ、私以外に誰がヴァイオリン弾くんだって話だけど、その辺の記憶も無いんだよねー。
あといろいろなセンセイの話や、誰と誰がどうだったとかいうみんなの話も、「へー、そうだったっけ~。みんな良く覚えているね~。」って感じであまり記憶になかったりするのよね。
中学生時代って習い事とかで何かと忙しくて周りを見てる余裕がなかったのか、私の記憶力がなさすぎるのか。
まあ、こんな感じでワイワイとやっているんだけど、こういう間にもみんなのお酒の心配をしたり、出席出来なかった人の近況報告をしたり、幹事として何かと動き回ってくれているSちゃん。このSちゃんがいてくれるおかげで私は中学の同級生との交流もなんとなく続いているというありがたい友人。こうやっていろんなことはsちゃんにまかせっきり。
早くついたので一番奥に座っていたのもあって動けないのをいいことに、私は話しに加わりながらも好きなように食べて飲んで~。
みんな話しに夢中になってなのか飲むときは食べないのかわからないけど、私の目の前には大好物のカニちゃんが。

みんなが手をつけないなら食べちゃうもんね~。
1次会がおわる頃には私の前にかにの殻が山積み。ま、誰も気がついていないでしょ、っていうことにしておこう。
この同窓会の案内をもらった時、2次会のカラオケは、私は本番後で楽器もあるし、東京に帰らなきゃならないから参加出来ないかも、と言っていたけど、2次会から参加の人もいるってことで顔を出すことに。
でもみんなカラオケ慣れしているし持ち歌ってもんがあるんだけど、私は歌はとっても苦手。
なので「何歌う?」と言われても「えー、歌わないよ。歌うぐらいならヴァイオリン弾くほうがましー!」。とさけんだものの、「なにか選ばないとかってに曲入れちゃうよ!」。それは困る!でもこういうとき助かるのが「同級生」。同じ年代を生きてるからね。ここは一曲ピンクレディーでごまかす。これなら全員歌ってくれるし、女子は踊って盛り上げてくれるからありがたい。
この場でもM先生は何かと話しの中心。中学生の時と年齢差は変わっていないけど、中学生から見た先生という大人と、この年齢になってからの年齢差だと感覚が全く違うし、いい感じでかっこよく歳を重ねているところがこの先生らしくてなんだか嬉しい。
そして私はこの時先生とお話してて初めて知ったのだけど、先生は私の進む道が「音楽」という特殊なものだし、今まで持った生徒の中にそういう生徒がいなかったので進路の事やその他の事で色々気を使って考えていてくれていたそうだ。「そうなんですか。私、今までなんにも知らなかったです。」。
「それは俺も知ってたよ。」と他の男子も証言していたくらいだからそんなに気を配っていてくれたんだ、と今更知って感謝。先生にしてみればどの生徒に対してもそうしてきたそうだけど。私の場合また特殊な世界だったから特にだそうだ。世の中自分では気が付かないで助けてもらっている事だらけですわ、ほんと。
こんな話しもしつつ、人が歌うカラオケでもりあがり、結局終電の時間まで楽しく居座ってしまった。
公立の中学の同級生っていうのは受験というものをした高校や大学とは違って、ただ学区が同じだったからというだけで同級生になった集団。だから今それぞれ全く違う環境にいて、そういう皆と話すのはそれぞれすごく面白かったし、お互い大人になってからの方が話しやすかったりもするしね。
そして同窓会は同窓会として楽しんだけど、昼間は先生という立場、夜は生徒の立場となって過ごし、「先生とはなんぞや。どうあるべき」なんて真面目な事を考えたり、同級生とのの面白話を思い出したりして帰りの電車の中で脳みそはぐるんぐるん。
日常とは違う2つの行事が重なった長ーくて濃ーい一日。
楽しかったー。けど脳みそも身体もものすごくつかれたー!
そして幹事Sちゃんお疲れ様。そしていつもありがとう!