昨夜は代々木上原のけやきホールに
『高橋キヨシ Supecial Summer night ~魅惑の歌声、スティールパンとチェロの共演~』
というコンサートを聴きに行ってきました。
高橋キヨシさんという方はラテン系を得意とするの歌手の方。
今回チェロが同級生のIちゃん、そしてスティールパンも同級生のDっちゃんが出演するというし、面白そうだな、と思っていて。そのチラシを見た春奴も実はずーーっと前になるけれどキヨシさんのN.Y公演にご一緒したから聴いてみたい!ってことで、一緒に行ってまいりました。
キヨシさんの歌声は65歳とは思えない張り。
曲も知っている曲がほとんどなので、聴きやすい。
Iちゃんのチェロの音色もよく絡みます。
そして私達が楽しみにしていたのはDっちゃんのスティールパン。
この楽器20世紀最後の楽器と言われ、金たらいのような形のドラムの中にくぼみがあり、それをたたいて音をだす。
それを演奏するDっちゃんは作曲科出身。いつのまにスティールパン奏者に?だったんだけど。
数年前からはスティールパン奏者として活躍しているとのこと。
ステージに出てきたDっちゃんは最初「あれっ?Dっちゃんてあんな感じだっけ?」と思ったけど、そう言えば私達Dッチャンの作曲家としての顔しか見たことないわけで、演奏者としては初めてみたんだった。
スティールパンの響きって優しくて癒される。
ステージの上も始終にこやかで楽しいコンサートを聴かせていただいた。
そしてアンコールも2曲目となったらキヨシさんが「では私達が皆さんを送り出したいと思います。私達が演奏しているので皆さん両方の出口からどんどん出ていってください!」と。
え~っ!そんなパターンあり?
始めは曲に聴き入っていたお客さん達もひと組が立ちあがり、ステージに手を振りながら出ていくとそれに続き、他のひともだんだんと席を離れていく。
春奴と私「これって新しいパターン~~~!!!」と大笑い。
そして楽屋にお邪魔しようとしてるとこにDっちゃんの奥さんでこれまた同級生のハーピストのR子に合いまたもや同級生でわいわいと。
そこに戻ってきたキヨシさんと春奴は10数年ぶりの再会。
キヨシさんも嬉しそう。
そしてワイワイしている間に、Iちゃんが「打ち上げこない、来なよ!」
と誘ってくれ、打ち上げにもお邪魔してしまい。
キヨシさんの明るさに笑ったり、DっちゃんとR子夫婦そしてIちゃん春奴といるとなんか昔と何も変わってないような気になったり(他人さまから見たら着実に年齢重ねてるんでしょうけどいいんです!)。
コンサートの後も楽しませていただきました!
そんな楽しい時間のあと、このまま帰るのが惜しく、ちょっとクールダウンしたかった春奴と私は以前行ったことのある通称「蟹のbar」に。
春奴は桃の香りのベルギービール。私はさっぱりタイプのベルギービール。
そして、この蟹ちゃん、お通しなの。すごいでしょ。
蟹にしばし無言になりがちになりつつも「やっぱりコンサートっていいね!」と。
そして春奴
「思い出したんだけど、私が今ラテン系の曲好きだったりするのってキヨシさんと共演したのがきっかけだったんだよね!」
なんだ、そうだったんだ!!!
わたしゃてっきり春奴には生まれつき明るいラテン系のリズムがはいってるんだと思ってたよ。
ジャンルを問わずに音楽が何かのきっかけになるってなんか楽しい話。
いつでも刺激をもらうアンテナと受け入れる余裕も持ち続けたいし、こちらからも楽器を通して誰かに何かを感じてもらえる事があれば嬉しいことだな、なんて帰り道に思ったり。
いやー楽しい夏の夜でありました。