先日の午後、自宅にいる時、いきなり総合警備のインターホンから『キンリンデカジデス、キンリンカジデス(近隣で火事です)ウィ~ン!ウィ~ン!』と機械音でのアナウンスとサイレンとの火災警報が鳴り響いた。インターホンの画面も警報画面。
私の住んでいるマンションでは定期的に火災報知機の点検とかあるとこれが鳴るので、それかなー、と思っていたけど、点検なら事前にお知らせがあるはず。忘れているだけ?とも思っっていたけど、かなり長い時間たってもなりやまない。
これは何かあったかと玄関から外の様子をうかがうも、変化なし。
ベランダから外を見回すも煙の気配も炎の気配もなし。
それでもなり続ける警報音。あまりにも長い。
やはり何かあった?
また外の気配をうかがってみるが変化は見られず。
だけど、、、エレベーターが止まってる!?
ってことはやはり何かあった?
またベランダから外を見てみると子供を含めた2家族ぐらいがリュックを背負って玄関あたりに。建物を見上げているけど、緊迫した様子はない。
と思っているところに警備会社の人が到着するところが見えたので、消防車でもなく警備会社が到着、しかも外に見物人がいないということは火事が起きているわけではなさそうだ。
そしてしばらくするとサイレンも止み。
やれやれ、やはり誤作動だったか。
と安心したころ、またもやサイレンが鳴り響きだした。
となるとこれは本物?警備会社の人が来てもまたなっているということはいよいよ何かあって早く避難しろっていうこと?エレベーターは変わらず止まったままだし。
で、一応、火災で燃えたら困る最低限の貴重品と楽器をもって玄関から様子をうかがうことしばらく。
非難するとなると、非常階段。しかもウチ12階だし。階段降り切っってみたらすでに誤報とわかり、「なーんだよかったよかった、ハイ、みな解散!」ってところだとなんだかねー、だし。
なんて考えていたところでようやくサイレンもなりやむ。
そしてマンション内もなにごともなかったように静か。
結局なんだったかよくわからないままなのだけど。
でも考えちゃったわ。
出先でもなんでも、昼間の火災警報ってどこか「警報器の誤報?」と思ってしまうところってない?そしていざってところは自分で判断できるって。
これが夜だと、明かりの確保とか避難経路とか考えるんだけれど。
そして今回誤報(たぶんだけど)だからよかったけど、もし自分の見えないところで大変な事態になっていたら…。この「誤報じゃないの?」とためらっていた数分が命取りになるかもしれないし。
で、エレベーターは使えないから階段を降りなければならない。けど、階段がすでに煙や炎に包まれていたら?ベランダにある非常はしご?点検はされているけどいざっていう時に本当にそれだけで地上まで降りられるの?楽器背負って!?と思うといろいろ考えてしまうわ。
という意味でもいい経験になったけれど。防災訓練って大切なのね。
でもね、昼間、ショッピングビルや旅先のホテル、あるいは学校(はるか昔の学生のころを思い出して)や仕事場で、警報器が鳴り響いているもののどこにも騒ぎは見当たらないし、煙も炎の気配もない。避難勧告のアナウンスもない。消防車の来る気配もない。
となると、避難すべきか様子を見るべきか。
逃げ時の決め時に迷うのは私だけ?