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雪之丞な日々Ⅱ



台湾2泊3日旅 士林夜市へ。

いつの間にか台湾旅行から一週間経ってました。

さて、一日目の夜は夜市を目指します。

行ったのは『士林夜市』。

台北から地下鉄に乗り剣潭という士林駅一つ手前の駅で降りるとそこからはいやでも士林市場に導かれます。
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この人混み。

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どこの市場にも必ずあるフルーツの露店。こちらではトマトはどうやらフルーツの扱いなんですね。フルーツ達に囲まれて売られています。

しばらく人混みにまぎれて歩いていると『士林市場』の看板
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それに沿って行くと綺麗な建物があります。一階は広々としてTシャツやお土産売っていたりという感じ。するとB1美食区の表示。美食、美食~行かなくちゃ!

で地下に降りていったらそこは巨大な屋台の集まり空間。
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腸詰?ソーセージ?それにしてもこの大きいのどうするの?

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惣菜的なものがたくさん並ぶ店とか
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1人じゃ食べきれません的なかき氷屋さんとか。

こういうのが所せましと並んでいるのです。
もういろんな匂いがごちゃまぜ。その中でも飛びぬけて鼻に飛び込んでくるのが「臭豆腐」の独得の匂い。
臭豆腐とは独特の調味液に漬けた豆腐を揚げたものだそうで、地元の人にはなくてはならない食べ物っぽい。癖になる味らしい。。でも私達は癖にならなくていい。。

唐突に飛び込んでくる匂いに「来た!この匂い!」と言いながらどこの店に入るか迷いまくります。
どこも同じと言えば同じように見えてしまう。
そこで、ある程度人でにぎわっていて写真入りのメニューがあるところにしよう。と話していたところ、ここ、人がたくさん入ってるね、って店、日本語も多少通じるみたいなので「2人大丈夫?」といってテーブルに座ります。テーブルにメニューがあって、注文票を渡されこれに記入して注文。

牡蠣の卵焼き的なものは食べたいので決定。後はどうする?ハマグリ炒めは?でも貝ばかりになっちゃうかぁ、なんて迷っていたら店の人が「ハマグリオススメ」というのでこの2品に決定。

もちろんビールで乾杯。
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牡蠣の卵焼き的なものはもっと卵が多いかと思ってたけど、片栗粉っぽいものが多くてびよよ~~ん、となるのでなかなか切れない。でも周りもほとんどの人がこれ食べてましたね。

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ハマグリは小粒。牡蠣も小粒なんですよね。これ問題なく美味しい。一緒に炒めて合った香菜的なものに2人で「これ、どこかで食べた事ある味だよね、なんだっっけ?」(結局わからず)、なんて話てる間にも店には怒声が飛び交います。一番すごかったのが背の小さ目のおばちゃん。座っている私達の頭の位置あたりで注文やら何やらキンキン響く声で叫んでます。すごいなぁ、と思いながら見たらなんとマスクをしてた!マスクしてあれだけ声が通るってどうよ。市場はこれくらいじゃないとやってけないのね。

そして私達がたった2品とビールをしている間に周りはどんどん変わって行きます。こちらの人たちはほんとにサクッとごはん食べてサクッと飲んで帰っていくんですね。

ってわけで、私達も比較的サクッと切り上げます。そしてもう一回ぐるっと回ってから「そろそろ帰ろうか?」と外に出てみると建物の周りにもあらゆる小路があって屋台が出ています。
あ、士林市場の正面も発見。
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こんな綺麗な建物なんですね。もともとは本当に露店だったそうですが、何年か前にこの建物になったそうな。まだまだ行ってない小路に入っていくと、若者チックなお店から渋い屋台まで様々。
こちらの靴ってすごくおしゃれ。洋服もキラキラものとかあって、「何か本番に使える服ないかな?」とか妙なものを手に取って観たくなります。けど、試着とか面倒なのでみーてーるーだーけー。

こうして士林市場を楽しみ剣潭駅に戻り駅のホームから見ると夜市のにぎわいがよくわかります。何時ごろまでにぎわってるんだろうね。朝までかな、、、なんて言いながらホテルに帰り、「私達ものすごーーく臭豆腐の匂いが染みついてるに違い無いよね。明日クローゼット開けたらまたあの匂いがしそう(笑)」「ファブリーズほしいね。」なんて言いながらシャワーで臭豆腐の匂いを流し、こちらのコンビニで見つけたスナック菓子とビールでお疲れ乾杯。
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5袋入りの袋の絵が違う。5袋あるのになぜ絵柄は4種類しか作らなかった?
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とか翌日どこに行く?なんて相談しながら就寝。

冷房の温度設定を上げたもののまだ寒いので「冷房消して寝ようか?」
と冷房を消して寝たら…

ものすごい湿気で汗だら。バスタオルも湿ったまま。
恐るべし台北の湿気、を体感した夜でありました。
# by yukinojyo3 | 2014-06-14 11:24 | Trackback | Comments(2)

台湾2泊3日旅 1日目 小龍包をたべる。

数か月前だったかFちゃんとに会ったとき、「定期ライブが終わったら台湾とかただただ美味しいものを食べに行きたいんだよね。」と話ってみたところ、「いいよ~!」と快く乗ってくれたので、あとは旅行会社Fちゃんにおまかせとなります。

一応私もネットでいろいろ見たんですけどね、なんだかよくわからないのです。

さっそくFちゃんから「このツアーがいいんじゃない?」というメール。
うん、うん、いいと思う。

申し込みもすべてお任せ。
とお世話になったうえ、「じゃあ、当日羽田空港のカウンターで。」というものの、このところ羽田に行ったこともない。羽田のターミナル内が一番不安、ということで、品川駅で待ち合わせてもらうという手のかかりよう。
スミマセン。

さて、手続きも終わり、お江戸街をプラプラし、いざ出発。
飛行機はエバー航空。キティーちゃんの飛行機で飛び立ちます。
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そして雨の松山空港に到着。
空港からホテルまでは送迎あり。ドアが開いた途端、あ、あれだ!とツアー名のカードを持ったガイドさんを見つけるFちゃん、はやっ!

空港を出るとものすごい湿気。ガイドさんが言うに、「台北は雨期。ずーっと雨ね。」
そっかぁ。。。でもね、こちら、晴れ女Fちゃんがいるのよ。さてどうなるか。

ホテルは台北駅直結の「台北シーザーパークホテル」。
2時ごろ到着したものの、チェックインは3時半になるとのことなので、荷物を預け街に繰り出す。
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立派な台北駅舎。

まずはFちゃんのお友達が親しくしているこちらのお知り合いのいるお土産やさんに挨拶に行きつつ小龍包を食べに向かいましょう。
ホテルは駅の南側、目的地は北側にあるので駅を超えなきゃね。
ということで地下に降りたらそこからはずーーと地下街が続きます。いろんな飲食店も入っているけど、ほとんど日本にあるものがそのままって感じ。一つ面白かったのはやたらテイクアウトの寿司やさんが多かった事。
それも、一個から選べるようになってるの。
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これが結構な人気でどこの店も賑わってます。

地下街で隣の中山駅まで歩き、三越の地下食料品売り場をチェックしつつ地上へ。
公園を通り抜けた先に「この辺にあるはずなんだけどなぁ、あ、あれだ!」
と、知り合いのママちゃんのいる店を見つけるFちゃん。ほんと、はやいわ!

店に入っていくと一人おばちゃんがいたので、その人がママちゃんかと思いきや、ママちゃんは5時に店に来るというのでまた後で寄ることにして、「じゃあ、小龍包屋さんに行こう!」と、すぐ近くにある『京鼎楼』に行ってみると、店は夜は5時から営業。
この時点で時間は3時半ごろ。うーーん、中途半端な時間だ。どうする~?

でも、こういう時困らないのが私達。2人とも旅先のスーパーマーケットやコンビニをチェックするのが大好き。
コンビニはファミリーマートとセブンイレブンがいたるところにあるんだけど、店によっておいているものが微妙に違う。ほぼ日本の商品がそのままっていう店も多いし。

ただ、こちらのコンビニの特徴。
入り口に必ずあるおでん。
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辛そうなおでんと、日本のおでん「関東風」という2種類があります。そしてその横には必ずインスタントのビーフンや乾麺が売ってます。そしてこの奥に五香粉いりの茹で汁につかった殻にヒビを入れたゆで卵が鍋にいっぱい。
この五香粉の香りが店に充満してます。うーん、なんか気になる。

お酒売り場もチェック。
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ビールが安い!日本のビールも日本より安い。
だけどなぜか氷結は高い。ワインは売っていない率高かったです。

とコンビニを巡ったりスーパーを巡ったり。
スーパーで期待してしまうのはこういうところにありがちな微妙な間違い。
以前シンガポールのスーパーでの日本語訳にかなり楽しませてもらった私達。「ミックスビーヌズ」なんていうのはザラで、なかでも「なんとかの粉ふりかけたてた」だっけ?あれは最大のヒットだったよね~!なんて思い出し笑い。だけど、台北の商品は洗練されていてそういう間違いがほとんどないし、日本の商品がそのまま入っているので間違えようもない。
唯一これくらい?
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「ロイヤクリーム味・じょうずの楽しい」
「ロイヤ、惜しいね~、じょうずの楽しいって!?」と爆笑の2人。他はちゃんとしてるのになぜこの商品だけこうなっちゃったのか。でもなんというかドジな子的な可愛さがあって好きよん。

とこんなことしたりしているうちに5時になるわけでして、念願の小龍包だ!

だけど、店はまだ掃除中?とおもったら地下に案内され、注文票に注文を書き込む。

先ずはビール。
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今回お店でビールを頼むと必ずこのビールでした。グラス小っちゃすぎ!
「これからよろしくね!」で乾杯。

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注文は空芯菜炒めと小龍包1皿(10個)。
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お店のメニューやガイドブックには必ず小龍包の食べ方が書いてあります。
先ずはレンゲの中で皮を破り出てきたスープをすする。
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思ったより皮がもちっとしているのでなかなか破れない。スープをすすったら

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あとはあらかじめ醤油と酢を混ぜたものに刻んだ生姜を浸しておき、それをのせていただきます。
うん、この生姜でかなり味がシマル。いいね、生姜。
なんてやっているうちに湯気に包まれて出てきた小龍包もどんどん冷めて行ってしまいます。
こちらはどこも建物の中は凄い冷房なのね。

生姜は無料でお代わりできるので、生姜たっぷりで小龍包を平らげます。

なるほど。小龍包とはこういうものね。まずは念願の「台湾で小龍包を食べる」が達成できて満足です。

この後先ほどの店に行くとママちゃんが出迎えてくれました。
バナナ食べさせてくれたりライチやマンゴーを持たせてくれたり、Fちゃんがからすみを買ったり、両替してもらったりと何かとよくしてくれます。このままだとどこかにご飯食べに連れて行ってくれそうな勢いだったので適当なところで退散です。

Fちゃんのお友達もママちゃんに「こういう人が行くから」とメールや電話を入れてくれていて、旅先でこういう方がいると本当に心強いです。ありがたいですね。

この時点で7時くらい。この夜は夜市に行くのでほんとならこのまま行きたいけど、一回ホテルに帰ってチェックインした方がいいよね。ってことでまた地下街を歩いてホテルに帰ってチェックイン。
とてもきれいで居心地のいい部屋です。冷房が効きすぎていたので設定温度を上げて荷物を整理して夜市に出発です!。

長くなったので、今回はここまでにしておきます。
# by yukinojyo3 | 2014-06-09 11:42 | Trackback | Comments(6)

ありがとうございました。

ザ・芸者ストリングスカルテット 定期ライブ 其の十七

終わりました。

今回も、5月とは思えない暑さの中、たくさんのお客様に足を運んでいただき心からありがたく思っております。

4人で曲を仕上げていくという過程は凄く楽しくもありますが、甚だしいマイナス思考の私は自分の下手さに、「2nd(要するに私)が違う人ならもっといいカルテットになるのに」とか、「この気持ちいい季節になんで練習しなくちゃならないんだろう」とか、とか、とか、とか、いくらでも不安不満材料を作り出しては1か月の大半をどこかに憂鬱を抱えて過ごしてしまうわけです。

だけど、不思議と当日会場であるムジカーサに入ると、そういう気持ちが全部吹き飛んで楽しみな気持ちになります。

がらんとした木の空間に陽が差し込み、そこにテーブルやいすが設置されていく。
リハをしている間にもスタッフが楽しそうにそしてテキパキと準備を進めてくれている。
ありがとうございました。_d0137764_1033388.jpg

ありがとうございました。_d0137764_1055850.jpg

ありがとうございました。_d0137764_15511625.jpg



そしてやはりここの会場の響きが好きなんですね。

本番も私的に「ごめんなさーい!」がいっぱいありすぎましたが、お客様の和やかな雰囲気に私も緊張が和らぎます。

こうして無事定期ライブが終わりました。

来てくださったお客様、スタッフの皆様に感謝です。

そして、行けないけど頑張って、とメッセージを下さったり、お菓子やお花を送っていただいたり。
ありがとうございました。_d0137764_1045081.jpg

ありがとうございました。_d0137764_1052155.jpg


と、これまた皆様の心遣いに感謝です。

こうして今年の定期ライブも終わりました。
来年、再来年もムジカーサでの定期ライブを予定しています。

私達も誰が呼んだか「熟女カルテット」という年齢になってきまして、定期ライブもスタイルを変えていくこともあるかもしれませんが、継続は力なり。ということで4人で定期ライブを続けられるよう頑張って行きたいと思います。

ありがとうございました。

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# by yukinojyo3 | 2014-06-01 09:35 | Trackback | Comments(4)

今度弾く曲覚書。

あら~、今月は一回もブログ書いていないんですね~。
何せほとんど外飲みしていないので。
飲食ブログじゃなからこれでいいんですけどね。


そして時間の経つのは速いもので、すでに定期ライブが明後日に迫ってました。

ですので、今度弾く曲について覚書。

先ずはメインの『べートーヴェン 弦楽四重奏曲第16番』

この曲をやることになって初めて知ったのですが、この曲ってベートーヴェンが最後に曲として仕上げた曲なのです。この後弦楽四重奏曲13番の最終章として『大フーガ』を書いています。この曲が書かれたのが1826年。翌年の1827年に亡くなっています。

でもこの「大フーガ」は大曲過ぎまして、これを6楽章の中に入れると大変長い演奏時間になってしまうのので単独で演奏されることが多いです。最近はこれを13番の6楽章として演奏するカルテットも増えているそうです。



さて、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は全16曲。

12番以降を「後期」と呼びます。

11番の「セリオーソ」から十数年の年月が経って作曲されました。

でね、その12番から15番までは4楽章形式は変わっていき、多楽章化されていきます。

ですからね、ベートーヴェンの後期っていうといい曲、挑戦したい曲なれど「長い、難しい、演奏したくてもなかなか無理。」といういイメージが付きまとってしまっていたのです。

昨年の夏ごろ『25年目のカルテット』という映画を観に行きましたが、これもべートーヴェンの弦楽四重曲14番をもとに作られていて、この曲が映画のなか、メインバックミュージックにと流れているんですが、「やっぱりベートーヴェンかっこいいなぁ」と思ったのを思い出します

でね、この14番はすべてアタッカ(続けて演奏する)という指示のなので調弦が出来ない。弦楽器は途中で調弦が狂います。だから最後に向けてだんだん音程が狂ってくる。それと人生を重ねたものでした。
映画の話はう~~ん。だったけど、曲に魅せられました。けどね、40分近くも弾きっぱなしなんて今の私達にはむ~り~。

今回の曲を決めるときにも後期も散々聴きましたが、まず、演奏時間を見て却下、だけど聴いてみようか。
難しそうすぎて却下。の繰り返し。

で、いろいろ聴いてこの16番を聴き直したら散々重たいものを聴いてきた中で、「あれ、これよくない?」と思ったわけです。

聴いているとね、なんかその時はモーツァルト的な感じもあったりする部分もあって。明るいイメージを持ったし。

でもね、やっぱり決め所の和音が「ベートーヴェンだねー!」って。

こんな曲が後期にあったとは、まったく知りませんでした。で、15番までだんだん多楽章化させたベートーヴェンも、この曲に関しては4楽章形式に戻しています。となると演奏時間もいいし。

という経緯でこの曲に決めたのですが、やはりね、ベートーヴェンはベートーヴェンのだったのです。

いままでやってきたベートーヴェンがはがっつり「内声」V・S第一バイオリン。というイメージが多かったけど、この曲は結構フーガ形式(?)というか、メロディーが分散。
リハしてても「今、だれがメロディ~!?」こっち、そっち?「弾き方合わないねぇ」、とかね「落ちた」とか。

あと1楽章などクレシェンド、デクレッシェンドを4人の掛け合いでしたりという場面が多いので、「私、どこまで大きくしとけばいいの~。」とかね。

2楽章は、初めはシンコペーションではじまる3拍子。しかし、チェロヴィオラチームとヴァイオリンチームの掛け合いになったり、途中はひたすら1stVnがかなり大変なこと弾いてます。
他の三人はひたすら数えるの世界と和音の変わり目を間違えないために数えるのに必死。

3楽章は楽譜としては数段なんだけど、みんなで楽譜を見ながら音資料を聴いたとき、あれ?まだここ?ってくらいゆったりとした曲でしたけれど、やはり和音の持って行き方がベートーヴェン。そして最後の浄化されていくようなメロディーが美しい。

4楽章の冒頭には終楽章には「ようやくついた決心(Der schwergefasste Entschluss)」と書かれ
第一主題に「そうでなければならないか?(Muss es sein?)」、そして第二主題には「そうでなければならない!(Es muss sein!)」という言葉が記されている。

これは、ベートーヴェンの深刻な決意なのか、ただ友達にかした借金を返さなきゃ、とかお手伝いさんに賃金を払わなきゃ、とかの軽いメモ書きとの説もあり真相はベートーヴェンさんにしかわからない。

でもね、確かに第一主題は深刻。で、第二主題はひらひら~と明るい。
と思うと、深刻な「そうでなければならないか?」がでてきたりして。でも最後は「そうでなければならない」と明るく終わるので、明るい方向に決心がついたということでしょうか。

とこんなに軽くベートーヴェンを語っちゃっていいのかわかりませんけど、私個人の感想です。

壱部のもう一曲はハイドン弦楽四重奏曲第38番、「冗談」というニックネームがついています。
弦楽四重奏という形を作ったハイドン。ハイドンがいなければ「弦楽四重奏」というジャンルはなかったかもなんですね。

そしてこういう曲ほど形を作っていくのが難しいのだと感じています。

そしてハイドンの弦楽四重奏曲は1stヴァイオリンが難しいというのが定番。

この曲を選ぶときにも楽譜を見た春奴が別曲にしなーい?と提案してきましたが、2曲音だしをした結果、どう考えてもこの曲の方が春奴のイメージにぴったりなので頑張ってもらうことにしました。
ハイドンにはこのほかにも「五度」」「鳥」「蛙」などニックネームがついた曲が多数あります。鳥はわかるんですけど、「蛙」ってどうよ。そのうちゆっくり聴いてみよう!
といいながら聴かないで終わるのが私…。

というわけでヴェートーヴェンもハイドンも1stが大変。隣で「ひょえ~」、とか「手が痛ーい」、といいながらも難しいパッセージを弾きこなしていく春奴に毎度感心しております。

弐部は今年はしっとりした曲が多いのでゆったりと行きたいと思います。ワイン飲んでまったりしちゃってくださいね。

明後日かぁ。なんか気持ちはドキドキしちゃってるんですが実感と集中力がイマイチ。
とか言ってられないので練習しまーす。


お時間ありましたら遊びにいらしてくださいね。

予約なしで当日ふらっといらしていただくのもありですので気が向いたらお気軽に♪
# by yukinojyo3 | 2014-05-29 10:37 | Trackback | Comments(4)

定期ライブのお知らせ。

今年もやります!

ザ・芸者ストリングス・カルテット

定期ライブ 其の十七


     『音楽のさ・し・す・せ・そ』


2014年5月31日(土) 17:00開演(16:20開場)

ムジカーサ
(代々木上原)

入場料 4000円(全席自由、飲み放題ドリンク/スナック付)

曲目
ベートーヴェン弦楽四重奏曲16番
ポピュラー曲 他

申し込み、詳細はこちらから。


yukinojyo3@excite.co.jpでも申し込み、質問など受け付けております。

あるいはこのコメント欄にコメントしていただいてもです。個人情報が含まれる場合は必ず鍵コメにしてください。
私のメルアド知ってる方は直接メールくださいね。

曲のこと、リハの様子などは追々。

5月の最終日です。
終わりよければすべて良しになるよう頑張って行きたいと思いますのでお時間ありましたら是非音楽とワイン、楽しみにいらしてくださいね♪
# by yukinojyo3 | 2014-04-26 09:00 | Trackback | Comments(2)


ヴァイオリン弾き、芸者ストリングスカルテット(芸スト)雪之丞の日常をなんとなく。ほぼ飲食ブログと化してます。

by yukinojyo3
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