ライブも終わったし、今月中に一度実家に帰ろうかと。
最近朝だるくてなかなか起きられないので、ゆっくり起きて午後を目指して帰ることに。
だけど、思いのほか支度が早く整い、これなら思ったより早く着くかも。
なんて思いながら千葉県にある実家への電車に乗る。
この電車に1時間乗るので、その間に、ずっとご無沙汰していた中学時代からの親友K野さん(現在Sさん)にメールをすることに。
彼女は茨城県、それもなかなか電車で行くには不便なところに住んでいるし子供さんもいるので、どうやっても会うのが難しいのだ。毎年年賀状をいただくのだけど、今年の年賀状にも「東京と茨城は近いようで遠いね。」というようなことが書いてあった。
そんなことも思い出し、「ちょーご無沙汰しています。これから千葉に帰るところなの。
まさか偶然そちらも千葉に帰ってたり…、なんてないよね。東京と茨城は無理でも千葉なら会える可能性が高いかもね、なかなか会えないけど、元気でね。そして私をお忘れなく~」というようなメールを送信。
そうしたらあっという間にメール返信が。
「私も千葉に向かってるとこ、なんでわかったの?」
うっそ~~~~~っ!こんなことって有り?きゃー、絶対会いたい、何時までいるの?でもあちらも家族と一緒であまり自由な時間が無いし、5分でも10分でも立ち話でもいいから会おうよ!と。
こんなやり取りをし、私が実家に帰る途中に彼女の家によることに。
実家のあたりはどんどん林が無くなり以前と様子が変わっているためちょっと入口を間違えつつ、お互いの姿を見つけ、手を振り。「やぁやぁ!!!」
立ち話もなんだから寄って行って、と懐かしい彼女の家に。出迎えてくれたお母様も全く変わりなし。
はい、こっちね、と通されたのはよく遊びに行った懐かしの彼女が使っていた部屋。
旦那様と息子Hくんとごあいさつ。
結婚前に「こういう人と結婚する」、と話は聞いていたけれどお会いしたことは無かったのだ。けど、毎年年賀状で家族の楽しそうな写真を見せてもらっていたし、あちらはあちらで、たまたま彼女が録画していた歌番組のバックで私が弾いているのを発見!ってことが何回かあって「これがお友達のY子」と私のことも教えこんでいれていてくれていたので、「はじめまして」、感覚が全くなく。
もうそこからは2人で部屋で話が止まらず。
こんなに会って無くてもなんでこんなにゲラゲラ盛り上がれるのか。多分、人や物に対して面白いと思うツボが似てるのかな。彼女がサバサバした性格なのでラクなのもあるけど。
あまりに楽しそうな私達に、息子Hくん、こちらを気にしながらもはじめは入口近くの廊下あたりにいたけれど、どんどん距離を縮め、最後には「ここで宿題やる。」と。こういうのたまらなくかわゆす!
だけど、小学校2年生のパワーはすごいね。お母さんにじゃれる力も半端ないから。やっぱりお母さんてパワーいるのね~、と思いつつ、それに対応する彼女を見ていると、やっぱり彼女らしくて嬉しい。Hクンへの突っ込みや反応もほぼ一緒な私達なのだけど。あと2時間一緒にいたら私もキックとかくらってたな、きっと。そしたらやり返すけど、きっと。
こういう時間はあっという間に過ぎ、そろそろ私もお暇しないとね。
玄関先でまたお母様と旦那様にごあいさつすると、お母様。
「Y子ちゃん、背伸びた?」
いえいえ、お母様、どちらかと言えば縮むことはあっても伸びることはない年齢でございます。
玄関を出たところまで送ってくれた彼女とHクン。
「今度会うときには声変わりとかしちゃってるのかな。」
「いやいや、その前に会おうよ!」
そうだね、またこっちに帰って来る時……
そう、「またこっちに帰って来るって時に連絡取りあえばいいしね。」というところをお互い同時に言葉を飲み込んだ。
連絡取ってとかなるとそれぞれがその約束に縛られることになる。なんか、何年会わなくても特に問題無いし。
『また会えるときには会えるね!』
と同時ににっこり。
あぁ、この人と何年会わなくても親友でいられるところはこういうところの息の合い方、というか、変な気使いのないサバサバ感というか、大丈夫感というか、なんだかうまく言えないけど。
Hクンには「次に会うまで絶対忘れないでねっ!!!」ってちょっと確認入れさせてもらったけど。
今回、たまたまメールして、たまたまお互い実家に向かってて、たまたま時間が会って。
こうして10年以上の願いも叶うときにはあっさりかなってしまうのね。
メールの返信見たときには驚いたし興奮したけど、「感動の再会」でも無く自然に「やぁやぁ、久しぶり!」と昨日まで一緒に遊んでいた見たいな感覚で会えたのがすごくうれしかった。リアル旦那さんと息子くんにも会えたし。驚くほどイメージしていた通りだったし。
「…なんてあるわけ無いよね…。」
とは限らないこの世の中なり。
こんなことがあった実家帰り。
この後、母とショッピングモールに買い物に行き、両親にお寿司をおごってもらい。
父に「紫蘇とバジルをもらっていきたいんだけど。」と言ったら一生懸命良い枝を選んでくれ。
水分が出たり持っていくのにガタついたりしないように、と鉢の下を紙パックで覆ってくれるさすがの父の気遣い。
それに比べ、私は自宅に帰り玄関を開けたとたん「へえ、ウチってカーテン閉めてるとこんなに涼しいんだ。」
と思ったら。。。
エアコンの除湿つけっぱなしだったぁ!!!
出かけるときに電気代節約のためにちゃんとOA機器のコンセントまで切って、電気の消し忘れまで指さし確認したのに。。エアコンつけっぱなしは大きいでしょう。
まあ、この湿気のひどい時だから私よりよほど敏感な楽器さまのためだったと思いましょう。
…なんてあるわけないよね…。がまさかエアコンつけっぱなしにつながるとは。
がっくし。
いや、そういうことが言いたいわけじゃなかったんだけど。。。。
まあ、「…なんてあることないよね…」は良いこと悪いこと含めていつでも有り得るってことで。
という無理やりなまとめ方…。